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情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方
Chad Fowler
ずっと読もう読もうと思って読んでなかった本。 プログラマーにとっての創作意欲を上げる内容が書いてあるのかと思いきや全然違った。 ソフトウェア開発者として理想的な道を歩むためにどうすればいいのかが書いてあった。 それができりゃ苦労しねーよみたいな話も多かったんだが、基本的に面白かったと思う。 今読んでみて全部の項目が面白かったわけじゃないけど共感できるところも多かったし 多分この本はは数年後にもう一回見返すんじゃないかな。 ↓は割と心に残った内容メモ。 3. コーディングはもう武器にならない 君が「ただのプログラマ」だったとしても、顧客に彼らのビジネスの言葉で 語りかけることが出来れば、それはもう立派なスキルだ。 5. 自分の知性に投資しよう 数十人を面接したけど採用したくなる人材に出会えず、採用条件に smalltalkを追加してみたら…という話が面白かった。 6. 親の言うことを聞くな 「僕だったら、ただ一つのやり方しか知らない人よりも、いろいろな環境で  多彩な成功と失敗を経験してきた人を採用したいね」 10. 愛せよ、さもなくば捨てよ 自分の仕事で秀でた存在になりたければ、自分の仕事に情熱を注がないとだめだ。 どうでもいいと思っていると、その気持が結果にも現れる。 13. 師匠を探す 手本となる人物の特徴を10個あげて、ランク付けする。 これは君の努力が必要な分野トップ10だ。 上位の2、3項目からはじめて、今すぐ出来る具体的なことのリストを作ろう。 21. 読心術 仕事を頼まれる前に、事前に予測し行動に移せ。 頼まれてもいない仕事をやることになるのだから、 実装が実現可能か調査し、最小限のコストでできるかどうかを判断しろ。 読心術のトリックがうまくいけば相手の信頼を勝ち取れる。 Raoかっけぇeeeeee。 23. 今の職務を全力で 別にこれは本を読む前から分かっていたことだし組織で働いてりゃ すぐ身にしみて分かる話なんだが、仕事を選り好みし、次の段階を常に念頭に 置いてるような奴には永遠にやりたい仕事はまわってこないという話。 そういう奴は月並みの仕事しかしないし態度も良くないから、企業からすると 重要な仕事をまわそうという対象にならない。 (外的な特殊要因が無いならば)、今の職務を全力でやることがやりたい仕事への近道なのだ。 26. バケツいっぱいの水の中の小石ひとつ あなたがどんなに重要な人物であっても、あなたが会社を辞めた時に企業にとって 大きな打撃となることは少ない。あなたは代替可能な存在なのだ。 「誰も自分の代わりになれない」と感じるのは悪い兆候であり、その逆に 取り替えがきく存在を目指すことは次の大きな仕事へのステップアップになる(かもしれない)。 コードを保守しろ。ドキュメントを作成しろ。チームのメンバーがいつでも容易に 参照できるようにしておけ。 28. 8時間燃焼 どう頑張っても8時間異常働き続けるのは無理なくらい容赦なく働くべき。 毎日仕事に使える時間はわずか8時間!やってやってやるしかない! というフレーズが気に入った。 33. 視点が違えば認識も異なる この本では例えば各担当者が何を認識できるのかを↓と書いてるけど チームメイト … 技術的技能、社会技能、チームワーク マネージャ … 指導力、顧客重視、コミュ力、遂行力、チームワーク 顧客 … 顧客重視、コミュ力、遂行力 プロマネ … コミュ力、遂行力、生産力、技術的技能 全体を通してみると技術的技能ってのは重要な要素であることは間違いないんだけど あくまで数ある要素の中の一要素に過ぎないという感じが凄くした。 49. 鏡の中の太った男 自分の成長具合というのは自分からはわかりづらい。 だからチームメイトやプロジェクトリーダなどの第三者を使え。 プロフェッショナルとして必要な要素を10個ほどリストアップし アンケートにしてフィードバックをもらえ。 別に会社にはこの手の評価制度みたいなのはあるんだけど、 自分で考えてやったほうが効果的なんじゃないかなーと思った。
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