ここに書くべきか悩んだ。
だが、俺の人生でこれ以上に驚愕の事態が発生することはないだろうから
やはり書くべきだと思って残すことにした。
ふじーくんが死んだ。
■3/16(火)
突然、ふじーくんの妹さんからtwitterで連絡が来た。
その瞬間は悲しいというより驚いた、と思う。
だからなんとなく、金曜は会社休みなので金曜に実家に伺います、と返した。
ふと思い返してみると、驚いてはいたが、
言われる前から何となく起きたことが分かっていたように思う。
「ああ、ついにか」という感じがあった。
この日は全く寝れなかった。
■3/17(水)
会社に行って仕事をしてみたが全く仕事にならなかった。
妹さんに連絡し、やはり午後に実家に伺うことにした。
ふじーくん家には大学時代に何度も泊まったことがあるので覚えている。
お母さんは何年も前に何度も会ったことがある。
おぼろげだがお父さんにも会ったことがあるように思う。
ほんの1時間くらいだが、ふじーくんの家族と色々な話をした。
ふじーくんの携帯/iPadのロックを解除した。
LINEの会話は全て消されていた。まぁ、そうか、と思った。
線香をあげたが、ふじーくんに触るのは何となくやめておいた。
怖いとかではなかったと思う。
-----
基地にマンプクとふじたを呼んだ。
マンプクは意味がわからんという感じだった。
ふじたはただ泣いてた。
マンプクと色々考えた結果、思い当たるフシが色々とあった。
突然のことではあるが、彼は前から決めてたんじゃないかなという結論に達する。
iPadから遺書が発見されたらしいので、実家の方に戻ることにした。
-----
俺は人生で初めて俺宛の遺書というものを見た。
(正確には実家の家族と、俺と、他友人宛という感じだが)
遺書の内容は割と予想した通りだった。
遺書は先月に書かれたものだった。
あくまで最終更新日なので、もっと前から書いていたかもしれない。
いずれにせよ、やはりふじーくんは決めていたのだ。
-----
ふじーくんに最後に会ったのは3/14(日)だ。一緒にシン・エヴァ劇場版を見て
ラーメンを食って基地に帰ってから、その日はそれで終わりだったと思う。
映画は意味不明な部分が多かったので、およそ面白いものではなかっただろう。
しかしふじーくんは「エヴァが完結した。見て良かった」と言っていた。
おそらく俺と一緒にエヴァを見終わるまでは待ってたんだと思う。
そういえば、3/13(土), 14(日)はふじーくんとずっと過ごした週末だった。
土曜は麻雀を珍しく断っていた。
これも(zkが言っていたが)少し違和感があった気がする。
■3/18(木)
何かしている方がマシだと思ったので、この日は会社でふつーに仕事をした。
時折涙が出ることもあったので、効率は落ちていたと思う。
仕事を終えてから基地に行き、そのまま泊まった。
ふじーくんが化けて出ることを期待していたが
そんなことは起きるはずがなかった。
■3/19(金)
やはり何かしていたほうがいいと思ったので
マンプクと新小岩をウロウロするなどした。
喪服を着る必要があるので、いったん家に帰った。
■3/20(土)
火葬式の日。(告別式はなし)
zkとマリンが来てくれた。
ここ2年では、ふじーくんと一番麻雀を打ってたメンツだろう。
あらいちゃん、ごっちゃん、エビスさんは来るかと思ったが来れなかったようだ。
ちなみに、セムラくんとエビスさんは金曜に実家に来たらしい。
棺にはふじーくんのよく使っていた三国志大戦の魏武デッキを入れた。
ここでもふじーくんに触るのはやめておいた。触らない方がいい気がした。
■ふじーくんについて思うこと
俺にとって彼は大事な人物だったのだろうか。よく実感がわいていない。
だが、冷静に考えて俺が彼にしてあげていたことを思い返すと
俺は間違いなく彼のことが大事だったのだろうと思う。
俺が一番大事な人は両親だと思うが、その次くらいには。
彼と最初に会ったのは20年前くらいだと思う。
そして俺が大学生になってからは毎日のように一緒に遊んでいた。
会っていなかった時期は喧嘩してた時と、テキサスに行ってた時期くらいだ。
最も長く一緒に遊んだ相手と言えるだろう。
他の友達から見て、最近の彼は特に問題は無いように見えていたようだ。
だが、俺からすると遊んでない状態の彼も見ているので
高知から帰ってきてからは常に危うい感じに見えたように思う。
俺は高知における地獄のような状況から彼を脱出させることに成功はしたが
結果だけ見ると彼を延命させただけだった。楽しい時ももちろんあったと思うが
東京に帰ってきてからも彼は苦しみ続けていたのだ。
俺は、最近の彼は寝てる時間が増えて少し危うい感じがするなと思いつつも
結局は彼が自分で立ち直らなければいけない問題だと思っていた。
しかし、この考え方は多分甘いし、冷たかったのだろう。
今思うとこうすれば良かったなと思うことは確かにある。
もはや考えるだけ無駄だけど。無駄だと分かってるけど、
この先も時々考えてしまうんだよなぁきっと...
■最後に
じゃーな。
blog comments powered by